【比較表付き】補聴器は電池式と充電式どちらが良い?メリット・デメリットと最新AI機種の選び方


補聴器の購入を検討する際、「形」や「性能」と同じくらい多くの方が悩まれるのが「電池式」「充電式」のどちらを選ぶべきかという点です。

日本における補聴器の大規模調査「JapanTrak(ジャパントラック)2025」のデータなどを見ても、近年はスマートフォンのように手軽な「充電式」を選ぶ方が急増しており、ユーザーの満足度向上にも大きく貢献しています。

しかし、それぞれにメリット・デメリットがあり、生活スタイルによって適したものは異なります。

本記事では、電池式と充電式の違いを比較表で分かりやすく解説し、最新の「AI補聴器」との関係性についてもご紹介します。

【比較表】電池式 vs 充電式

まずは、両者の主な違いを表で比較してみましょう。

比較項目

電池式補聴器(空気電池)

充電式補聴器(リチウムイオン等)

日常の手間

数日〜2週間ごとの「電池交換」が必要

毎晩専用充電器に置く

メリット

・予備電池があればすぐ復活できる
・本体サイズをより小型化しやすい(耳穴型)
・購入時の初期費用が比較的安い

・扱いが簡単で、小さな電池を交換する手間がない
・密閉性が高く、汗やホコリに強い
・充電を3~4時間すればフル充電

デメリット

・とても小さい電池のため、手先の細かい作業が必要
・毎月継続的に電池代(ランニングコスト)がかかる
・電池を買いに行く手間がある
・充電式に比べ、汗やホコリに弱い

・充電を忘れると翌日の夕方ごろには
・数年に1度、バッテリー交換が必要(保証内は無料)
・本体の初期費用が電池式補聴器より若干高め

向いている人

・充電環境がない場所へよく行く人
・少しでも初期費用を抑えたい人

・手先の細かな作業に不安がある人
・普段からスマホなどを充電している人

電池式補聴器のメリット・デメリット

電池式は、昔から普及しているスタンダードなタイプです。「PR41」「PR48」といった小さなボタン型の「空気電池」を使用します。

メリット

最大のメリットは「予備の電池さえ持っていれば、外出先で電池が切れてもすぐに対処できる」点です。
長期間の旅行や災害時でも、電池のストックがあれば安心です。

また、充電用のバッテリーパックを内蔵しないため、耳穴にすっぽり隠れる超小型サイズを作りやすいことや、
充電式と比べて本体の購入価格(初期費用)が安く抑えられる傾向があります。

デメリット

数日から2週間程度で電池が切れるため、定期的な電池交換が必須です。使用時間により差はでますが、小型の補聴器だと3日~5日程度です。
電池は非常に小さく、シールを剥がして小さなフタの裏にセットするため、手先が不器用になった方や視力が落ちてきた方にとっては、
大きなストレスになる場合があります。また、継続的な電池代のランニングコストがかかります。

充電式補聴器のメリット・デメリット

近年、主流になりつつあるのが充電式補聴器です。寝る前に専用の充電ケースにポンと置いておけば、翌朝には1日中使えるようになります。
メーカーによっては48時間程度持続するものも発売されています。

メリット

何と言っても「面倒な電池交換がいらない」という圧倒的な手軽さが魅力です。手先の細かな作業が不要なため、高齢の方でも簡単に扱えます

また、電池の出し入れ口(電池ドア)を設ける必要がないため、本体の密閉性が高まります。
これにより、故障の原因となる「汗」や「ホコリ」が内部に入りにくく、故障リスクが下がるという大きな利点があります。

デメリット

スマートフォンのように、毎晩の充電を忘れてしまうと翌日(メーカーによっては翌々日)使えなくなってしまいます。
また、数年使用するとバッテリーが劣化してくるため、保証期間を過ぎた場合、数年に1度はメーカーでのバッテリー交換(有償)が
必要になる場合があります。

充電式が急増している理由:「最新AI技術」との相性

近年、充電式が急速に普及している背景には、ユーザーの利便性だけでなく「補聴器のAI(人工知能)化」という技術的な理由もあります。

Starkey(スターキー)、Phonak(フォナック)、Widex(ワイデックス)、GN Hearingなど、世界の主要メーカーは現在、AIを活用した補聴器の
開発に注力しています。

例えば・・・

  • ◆ 毎時8000万回も周囲の音環境を分析して雑音を消す自動調整機能が搭載
  • ◆ ユーザーの好みの音を機械学習する
  • ◆ 転倒した際は、補聴器が検知して家族にメールで通知する

こうした高度なAI機能(エッジAI処理など)やBluetooth通信を補聴器の小さなチップで行うには、大きな電力が必要です。

従来の空気電池では、これら最新機能をフル稼働させるとすぐに電池が切れてしまいます。そのため、大容量かつ安定した電力を供給できる
「リチウムイオン充電池」を搭載した充電式モデルが、最新AI補聴器のスタンダード(主力製品)となっているのです。

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「電池式と充電式、自分の生活にはどちらが合っているだろう?」と迷われたら、出張・訪問専門のOtoLabo(オトラボ)にご相談ください。

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ご自宅へ直接お伺いする訪問サービスだからこそできるご提案です。

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参考文献

本記事の作成にあたり、以下のサイトおよび技術・統計情報を参照いたしました。